数あるキャッシュレス決済サービスの中でも人気サービスの1つが「Square」の決済サービスです。
最近では条件を満たす店舗でVisaとMastercardのクレジットカード手数料が2.5%になったり、QRコード決済の対応サービスが7種類に増えるなど、日本国内での展開にさらに注力している印象があります。
この記事では、Square決済の評判やメリット・デメリット、決済端末の種類、決済手数料などについて詳しくご紹介しています。
Squareとは
Squareは、主に小規模ビジネスや個人事業主向けの決済やPOSレジなど店舗運営、店舗デジタル化のためのサービスです。
決済サービス、POSレジ、ネットショップ、顧客管理など店舗運営における様々なサービスを展開していて、各サービス間で情報連携が可能なのでシステムをSquareに統一することで円滑なオペレーションを作り上げることができます。
導入コストもかなり抑えることができるので、個人で店舗を新しく始める場合など、費用を抑えて各種システムを用意したい人におすすめのサービスです。
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Squareの決済サービス
Squareの決済サービスは、ビジネスや個人事業主が簡単にクレジットカードやデビットカードでの支払いを受け付けることができるサービスです。
専用の決済端末をスマホやタブレットに接続するだけで簡単に決済機能を利用することができ、複雑な設定や専門知識は不要です。
サービスの概要は下記の通りです。
初期費用 | 無料 |
---|---|
月額費用 | 無料 |
決済手数料 | 2.5%〜3.25% |
その他の費用 | 決済端末購入費用 |
\個人・中小事業者におすすめ! /
Squareの決済手数料
Squareの決済手数料は下記の通りです。
決済手段 | 対応ブランド | 決済手数料 |
---|---|---|
クレジットカード |
| 3.25% (条件を満たすとVisaとMastercardは2.5%) |
電子マネー |
| 3.25% |
交通系電子マネー |
| 3.25% |
QRコード決済 |
| 3.25% |
Squareの決済端末
Squareは下記の4種類の決済端末を利用することが可能です。
- Squareリーダー
- Squareターミナル
- Squareスタンド
- Squareレジスター
それぞれの決済端末の比較は下記の通りです。
Squareリーダー | Squareターミナル | Squareスタンド | Squareレジスター | |
---|---|---|---|---|
外観 | ||||
タイプ | リーダー型 | ターミナル型 | スタンド型 | POSレジ一体型 |
販売価格 | 4,980円 | 39,980円 | 29,980円 | 84,980円 |
スマホ・タブレット | 必要 | 不要 | 必要 | 不要 |
タッチ決済 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ICカード | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
磁気カード | ✕ | ◯ | ✕ | ◯ |
QRコード決済 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
クレジットカード決済の認証 | 暗証番号 サイン | 暗証番号 サイン | 暗証番号 サイン | 暗証番号 サイン |
Squareリーダー
Squareリーダーは薄い正方形の形をしたコンパクトな決済端末です。
クレジットカードは差し込みでの決済とタッチ決済に対応していて、iDやQUICPayにも対応。
PayPayなどのQRコード決済は、スマホやタブレット上にQRコードが表示されるのでお客様にカメラで読み取っていただき、支払いを行うことが可能です。
Squareターミナル
Squareターミナルは液晶画面が付いたスマホ・タブレット無しで決済が行える決済端末です。
タッチパネルとカードリーダー、プリンターが1つになった決済端末で、レシートの印刷もこれ1台で可能です。
スマホやタブレットが不要なので、Squareと連携できないPOSレジを利用している場合などに、独立してSquareの決済を利用したい場合などにおすすめ。
Squareスタンド
SquareスタンドはiPadをはめ込んでスタンドとして利用できる決済端末です。
iPadスタンドのような見た目で決済端末として利用できるのでスタイリッシュな見た目が特徴で、レジスペースをすっきりとさせたい場合におすすめです。
Squareレジスター
Squareレジスターは、タブレットが内蔵されたSquareのPOSレジと決済端末が一体になったPOSレジ・決済端末一体型のデバイスです。
Squareスタンドは別途iPadの用意が必要ですが、Squareレジスターは端末自体がタブレットとして機能するため別途端末の購入は不要です。ただし、レシートの印刷が必要な場合はプリンターの購入が必要です。
スタッフ用の画面とお客様用のディスプレイの2画面が使える点が特徴的で、わざわざ自分側の画面をお客様に見せなくても支払金額を確認していただくことができます。
Square決済の良い評判・メリット
Squareの良い評判やメリットには下記のようなものが挙げられます。
- VisaとMastercardの決済手数料が2.5%(中小事業者向け)
- 初期費用・月額費用が無料
- POSレジアプリが無料で利用可能
- 他社のPOSレジも連携可能
- 豊富な決済手段が利用可能
- 売上の入金が最短翌日
- 審査がスピーディ
- オフライン決済にも対応
- サポートが充実
- スマホがあれば決済端末無しでタッチ支払いが可能
VisaとMastercardの決済手数料が2.5%(条件あり)
SquareはVisaとMastercardのクレジットカード・デビットカードの決済手数料が条件を満たす場合に2.5%とかなりお得な料率設定で利用することが可能です。
気になる条件ですが、下記の通り。
- 日本政府による中小企業の定義に当てはまること
- 上場企業や企業グループに属していないこと
- 年間キャッシュレス決済の総額が3,000万円以下であること
- 11月1日以降、新料金プランを選択すること
主に中小企業向けのキャンペーンとなっていて、小さなお店や個人店などを経営されている方はSquareに乗り換えることで決済手数料を大きく削減することができるかもしれません。
また、期間限定でキャンペーンも開催されているのでそれらと組み合わせることでさらにお得に利用することが可能です。
初期費用・月額費用が無料
Squareは初期費用・月額費用無料で利用することが可能です。
発生する費用は、主に決済手数料と決済端末費用の2つだけなので、コストを抑えて決済システムを導入することが可能。
小さな個人店や、個人事業主など、大きな投資ができない場合でも気軽にスタートすることができます。
POSレジアプリが無料で利用可能
SquareはPOSレジアプリも提供しており、高機能なPOSレジを無料で利用することができます。
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他社のPOSレジも連携可能
SquareもPOSレジアプリを提供していますが、API連携で他社のPOSレジと連携して、Squareの決済サービスを利用して会計を行うことが可能です。
- Airレジ
- スマレジ
- Bionly
- Ubiregi
- poscube
- Orange Operation
上記のPOSレジを利用している方や、これから上記のPOSレジの導入を検討されている方はSquareの決済サービスを簡単に導入することができます。
API連携はSquareリーダーとSquareスタンドで利用可能で、SquareターミナルやSquareレジスターは連携することができません。
決済サービスを乗り換える場合POSレジも他のサービスに乗り換えなければならない場合が多いですが、Squareであれば複数のレジアプリと連携することができるので、POSレジと決済サービスとそれぞれ最適なサービスを利用することができる点が嬉しいですね。
豊富な決済端末が利用可能
Squareの決済端末は全部で4種類あるので、レジのスペースや店舗のタイプに応じて適した決済端末を選ぶことができます。
コンパクトなSquareリーダーであれば、省スペースで利用することができ使わない時はしまっておくことができ、持ち歩きにも最適です。
Squareターミナルであれば、液晶付きの端末でお客様にも分かりやすく、スムーズな会計が可能なのでレジ待ちの列ができてしまうような店舗でも効率よく会計を行うことができます。
売上の入金が最短翌日
三井住友銀行、みずほ銀行の口座を入金先の口座に設定している場合、0:00から23:59までの決済分が翌営業日に振り込まれるので、スピーディな入金を希望する人にもおすすめ。
それ以外の金融機関でも、木曜日から水曜日までの決済分の売上が次の金曜日に入金されるため、他のサービスと比べても入金サイクルが非常に早い点が大きなメリットの1つです。
審査がスピーディ
Squareは最短当日に審査が完了し、決済サービスを導入することが可能です。
端末を購入して郵送されるまでは少し日数がかかりますが、Tap on Pay機能を利用すればiPhoneやAndroidのスマートフォンを使ってクレジットカードの読み取りが可能なので、端末無しでクレジットカード決済が可能です。
オフライン決済にも対応
Squareはオフライン決済にも対応しているため、インターネットサービスの障害や接続が不安定な場合でも問題なく決済を完了することが可能です。
オフライン決済が可能なので、屋外でのイベントや地下の電波が届きづらい場所での決済など、移動販売にも適しています。
24時間以内にオンラインに復帰することでデータが送信されますが、24時間を超えると決済データが送信されないためその点は注意しましょう。
サポートが充実
Squareは10時から18時までであれば土日・祝日でも電話でのサポートに対応しています。
店舗でのトラブルや困った際にメールやチャットでの問い合わせは大変なので、電話サポートに対応しているSquareなら安心して利用できます。
決済端末の代わりにスマホのタッチで支払いが可能
iPhoneやAndroidを決済端末代わりに使ってタッチ決済が可能な「Tap on Pay」に対応しています。
スマホを決済端末代わりに利用すれば決済端末の購入費用がかからないので、さらにコストを抑えて決済システムの導入が可能になります。
Square決済の気になる評判・デメリット
Squareの決済サービスには大きなデメリットや悪い評判はあまりありませんが、強いて挙げるとすると下記のようなデメリットがあります。
支払い方法は一括払いだけ
Squareの決済サービスは支払い方法が一括払いだけとなっています。
他社のサービスでは分割払いなどが可能なものもあるため、高額な決済に利用する場合は一括払いしか使えない点がデメリットとなる場合があります。
数千円程度の支払いであれば一括払いだけの提供で特に問題ないため、客単価が高い店舗の場合は一括払いしか利用できない点を考慮しておく必要があります。
端末購入費用が発生
一部決済サービスでは、一定金額以上の利用など条件付きで端末購入費用が0円になるキャンペーンが展開されているサービスがありますが、Squareの場合は自身で購入する必要があります。
一番安いSquareリーダーであれば4,980円で購入することができるので大きな出費という訳ではありませんが、デメリットの1つとなるでしょう。
Squareの最新情報
7種類のQRコード決済に対応
2024年9月25日より、Squareで7種類のQRコード決済が利用できるようになりました。
これまでSquareのQRコード決済は「PayPay」のみの対応となっていましたが、対応サービスが増えたことによって利便性が大幅に向上しています。
今後利用可能なQRコード決済のサービスは下記の通りです。
- PayPay
- d払い
- 楽天ペイ
- au PAY
- メルペイ
- WeChat Pay
- Alipay
VisaとMastercardの決済手数料が2.5%に(条件あり)
Squareは2024年11月1日から、対象企業のVISA、Mastercardのクレジットカード決済手数料が3.25%から2.5%に引き下げされることが発表されました。
ただし、決済手数料率の割引が適用されるのは下記の条件を満たす企業や店舗となります。
- 日本政府による中小企業の定義に当てはまること
- 上場企業や企業グループに属していないこと
- 年間キャッシュレス決済の総額が3,000万円以下であること
- 11月1日以降、新料金プランを選択すること
主に中小企業や個人経営の店舗で決済サービスを導入する場合に、VisaとMastercardのクレジットカード・デビットカード決済で決済手数料が2.5%で利用できるようになります。
競合の決済サービスでは、いずれもクレジットカード決済手数料が3.24%で足並みを揃える中、Squareはかなりお得な決済手数料で利用することが可能です。
まとめ
Squareは条件を満たす企業であればVisaとMastercardの決済手数料を2.5%まで抑えることができ、QRコード決済も7サービスに対応したことで一気に最強決済サービスとして躍り出てきました。
今後さらに日本国内でのキャッシュレス決済サービスに積極的に取り組んでいくとのことなので、Square決済を導入するならチャンスかもしれません。
決済手数料2.5%の先取りキャンペーンや、Squareレジスターの無料プレゼントキャンペーンなども実施されているので、キャンペーン期間中にアカウントを作成しておくのがおすすめです。
\個人・中小事業者におすすめ! /