STORES無料プランの決済手数料が5%→5.5%に変更。2024年7月より適用に

2024年7月よりSTORESのフリープランの決済手数料が5%から5.5%に変更されることが発表されました。

この記事では、STORESのフリープランの新しい決済手数料や他のサービスとの決済手数料の違いについて解説しています。

STORESとは

STORESは、初心者でも簡単にネットショップを始められるサービスです。

スマホ1つあれば、必要な情報を入力して数分程度で自分だけのネットショップを作ることができてしまいます。

また、実店舗でのPOSレジや予約サービス、顧客管理サービスなども提供していて、オムニチャネルでの販売や顧客管理に強いというのも特徴の1つです。

2024年7月より、ネットショップ作成サービス「STORES」にて月額無料の「フリープラン」の決済手数料が下記の通り変更となりました。

これまで	5%
2024年7月以降	5.5%

変更の理由として、STORESのリリースによる下記のように説明されています。

STORES は、2012年8月にネットショップ作成サービスを開始して以来、時代の変化やニーズを受け止めながら、多数の機能改善を継続して行ってきました。

今後もサービスの改善や運営体制を強化し、オーナー様を支え続けることを目的に、フリープランの決済手数料を改定いたします。

オーナーさまにはご負担が生じますが、より良いサービスを安定して提供するため、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

事業である以上、利益を上げなければ存続することは厳しいため、仕方ないことでしょう。

また、STORESフリープランの決済手数料5.5%というのは、他のネットショップ作成サービスの無料プランと比べるとまだまだお得な料率設定となっていて、これまでフリープランを利用し続けていた方が今回の決済手数料変更に伴って他のサービスへの乗り換えは検討しなくても大丈夫です。

例外として、下記のSquareオンラインビジネスは無料プランでも決済手数料が3.6%とかなりお得です。

Squareオンラインビジネスのネットショップなら、無料プランの決済手数料が3.6%とネットショップの中では最安です。

ネットショップの無料プランの決済手数料は5%〜7%程度が一般的で、Squareのネットショップ無料プランの決済手数料はかなりお得な設定となっています。

機能面などSTORESやBASEと異なる面も多々ありますが、決済手数料を抑えて無料プランでネットショップを運営したい方には有力な選択肢となるでしょう。

今回の改定で大きな影響を受けるのは、売上金額が高いネットショップです。例えば、100万円の売上があるネットショップの場合決済手数料が5,000円アップした計算になります。

一方、月額3,480円（年払いなら2,980円）のベーシックプランであれば、決済手数料を3.6%に抑えることができます。

損益分岐点は月商が10万〜12万円のラインとなっていて、それを超えるとベーシックプランの方がお得になる計算なので、これまでフリープランを利用していた方も、一定の売上規模を超えてきたらベーシックプランへの切り替えを検討した方が良いでしょう。

BASEとSTORESの無料プランの決済手数料は下記の通りです。

BASE / スタンダードプラン	6.6% + 40円
STORES / フリープラン	5.5%

BASEの無料プランの決済手数料（サービス利用料含む）は「6.6%+40円」なので、まだまだSTORESの方がお得です。

これまでSTORESのフリープランを利用していた方も、決済手数料の変更でサービスの乗り換えを検討する必要は無いでしょう。

決済手数料が多くかかってしまうと、それだけコストが増えてしまうため、ネットショップで利益を上げるためには決済手数料が安いサービスを選ぶことは非常に大切です。

STORESは、無料プランなら決済手数料がかなりお得ですが、有料プランだと他のサービスの方が決済手数料を安く済ませられる場合もあります。

特にBASEの「グロースプラン」の場合、月額費用が16,580円〜と少し高めの料金設定になっているものの、決済手数料は「2.9%」とネットショップ作成サービスの中でもかなりお得な料率設定になっています。

ネットショップ作成サービスの決済手数料については下記のページで解説しているので、決済手数料のコスト削減を行いたい方は参考にしてみてください。

STORES以外に無料プランを提供している初心者向けのネットショップ作成サービスには、BASEとSquareが選択肢に挙げられます。

いずれも似ているようでそれぞれ異なる点があるので、自分に合ったサービスを選ぶようにしましょう。