最近では、ネットショップを気軽に作れるサービスがたくさん増えて、簡単にネットショップが作れるようになりました。
しかし、サービスの種類が多すぎてどれにすればいいのか分からない…という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ネットショップサービスをポイントごとに比較しました。
目次
ネットショップ選びで比較すべきポイント
ネットショップを開く目的にも様々な理由がありますが、ネットショップ作成サービスにも様々な種類のものがあります。
一度ネットショップを作ってしまうと、サービスの乗り換えには手間がかかってしまうので、自分に合ったサービスを利用することが大切です。
ここで、ネットショップを選ぶ時に必ずチェックしておきたい比較ポイントを確認しておきましょう。
- 手数料
- 機能
- デザイン
- 決済手段
- 月額費用
- 入金サイクル
- 初期費用
上から重要と思う項目を並べていますが、人によってどれを優先するべきなのかは異なるので、ネットショップを比較する上で、自分にどれが重要であるかを考えてみてください。
比較するネットショップ作成サービス
今回比較するサービスは、2021年現在で最も人気が高い下記の3種類をピックアップしました。
- STORES
- BASE
- Shopify
簡単に、それぞれのサービスについてご紹介しておきます。
STORES

2019年にサービス提供内容が大幅リニューアルされ、月額費用も手数料もかなりお得に使えるようになりました。初心者の方でも扱いやすく、初めてのネットショップ作りにはもっともおすすめのサービスです。
無料プランも提供されているので、気になる方は一度登録して管理画面の使い方などをチェックしてみてください。
BASE

BASEはテレビCMなども放映され、利用者数が多い人気のネットショップ作成サービスです。初心者の方でも使いやすい管理画面や、他のサービスとの連携なども強力で、幅広いネットショップを作ることができます。
Shopify

Shopifyは海外で非常に人気が高いネットショップ作成サービスで、最近では日本語に対応したこともあって国内での利用者数も伸びてきているネットショップ作成サービスです。
初心者へのおすすめ度で比較
初心者の方がはじめてネットショップを始めるときに重要なポイントとなるのが、使いやすさや分かりやすさです。
せっかくサイトを立ち上げても、商品やプロモーションをしっかりと行わないと売上を伸ばすことはできません。
そのため、なるべくサイト作りはささっと終わらせられるように、使いやすくて分かりやすいサービスを選ぶことをおすすめします。
初心者へのおすすめ度第1位:STORES

STORESはとにかく初心者の方が初めてネットショップを作るにはぴったりのサービスです。デザインテンプレートも豊富で、管理画面も使いやすいため気軽にネットショップを作ることができます。
また、決済手数料もスタンダードプランに登録すれば3.6%とかなりお得に利用することができるので、しっかりと利益をあげていきたい方には嬉しいポイントです。
初心者へのおすすめ度第2位:BASE

BASEもSTORESに次いで初心者におすすめのサービスです。
使い勝手や分かりやすさはSTORESといい勝負ですが、少し手数料が高い点がネックになることが多いです。
初心者へのおすすめ度第3位:Shopify

Shopifyは、手数料が安かったりテンプレートが豊富である点は非常に高評価ですが、初心者の方がはじめてネットショップを作るには少し難しく感じるかもしれません。
特に、海外で生まれたサービスということから、所々日本向けにローカライズされていない所もあるため、中上級者が大きな売上を狙いたい場合におすすめできるものの、初心者の方には少しハードルが高いと感じてしまう可能性があります。
初心者の方がネットショップを作る場合には、まずはSTORESやBASEからスタートして、ある程度軌道に乗ったらShopifyへ乗り換えるという選択肢を考えてもいいと思います。
デザインの比較
デザインはネットショップの売上を左右する非常に重要な要素です。せっかくネットショップを作るのであれば、自分のこだわりが詰まったおしゃれなネットショップを作りたいですよね。
基本的に、ネットショップ作成サービスでネットショップを作る場合は、予め用意されているテンプレートの中から気に入ったものを選び、細かい所をカスタマイズするという方法が一般的です。
そのため、デザインにこだわってネットショップを作りたければ、なるべくテンプレートの数が多く、細かなカスタマイズが行えるサービスを選ぶことが大切です。
デザイン第1位:STORES

費用 | テンプレート数 |
---|---|
無料 | 48種類 |
STORESは、無料プランでも有料プランでも48種類という豊富なデザインテンプレートが用意されていて、自分のネットショップに合ったデザインを選ぶことができるようになっています。
プロのデザイナーが作成したテンプレートなので、デザイン性の高さはもちろんのこと、購入までの動線もしっかりと意識した作りになっているので、クオリティの高いサイトを簡単に作ることができます。
デザイン第2位:Shopify

費用 | テンプレート数 |
---|---|
無料 | 10種類 |
有料 | 70種類以上 |
Shopifyは無料のテンプレートが10種類、有料のテンプレートが70種類以上用意されています。
有料テンプレートには抵抗があるかもしれませんが、買い切りなので最初の支払いだけで済み、バラエティに富んだデザインが用意されているので、簡単におしゃれなショップを作ることができます。
また、Shopifyではコード編集機能が提供されているので、HTMLやCSSを編集して自由にカスタマイズすることも可能です。
デザイン第3位:BASE

費用 | テンプレート数 |
---|---|
無料 | 11種類 |
有料 | 27種類 |
BASEは無料テンプレートが11種類、有料テンプレートが27種類提供されています。
Shopifyと同様にHTMLを編集することが可能なので、Webサイト制作の知識があれば細かなカスタマイズを自由に行うことが可能です。
手数料の比較
手数料は、利益の増減に直結する非常に重要な要素です。基本的に手数料は安ければ安い方がいいですが、その分月額費用が高くなるケースもあるので、双方を考慮して決めた方がいいでしょう。
それぞれの手数料の比較については、下記のとおりです。
Shopify | 3.25%〜 |
---|---|
STORES | 3.6%〜 |
BASE | 6%+40円〜 |
一目で分かる通り、Shopifyがもっとも手数料がお得となりました。ただし、3.25%となるのは一部の場合だけであり、STORESも3.6%と大きく変わらないため、手数料を重視してネットショップ作成サービスを比較する場合はShopifyかSTORESのどちらかを選ぶといいでしょう。
BASEは他と比較して手数料が高めとなっており、手数料を重視するのであれば避けておいた方がいいでしょう。
手数料第1位:Shopify

最も手数料がお得なネットショップ作成サービスはShopifyです。
手数料は利用するプランによって異なり、それぞれのプランの手数料は下記のとおりです。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
日本のクレジットカード | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外のクレジットカード/AMEX | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
最上位プランの「プレミアム」の場合、3.25%とおそらくネットショップの中では最も手数料が安い価格設定となっています。
また、一番お手頃価格なプランである「ベーシック」でも3.4%となっていて、かなり安い手数料で利用することができます。
国内の方を対象にネットショップを開く場合、海外のクレジットカードはあまり気にしなくていいでしょう。
手数料第2位:STORES

STORESもプランによって手数料が異なっていて、それぞれ下記のとおりです。
プラン | 手数料 |
---|---|
フリープラン | 5% |
スタンダードプラン | 3.6% |
スタンダードプランに登録すれば、手数料を3.6%に抑えることができます。しかも、スタンダードプランは月額費用が1,980円と非常にお手頃価格で、初心者の方が手数料を抑えてネットショップを作りたい場合にはSTORESがおすすめです。
手数料第3位:BASE

BASEの手数料は、販売手数料が3%、決済手数料が3%+40円となっており、ShopifyやSTORESと比較すると少しお高めです。
そのため、手数料を抑えてネットショップを作りたい場合はShopifyかSTORESを選ぶ方がいいでしょう。
決済手段の比較
お客様が商品を購入しようとしたときに、幅広い決済手段が提供されていればスムーズに支払いまで行うことが可能です。
なるべく多くの決済手段を提供した方がいいことは確かですが、大切なことはターゲットユーザーに合わせた決済手段が提供できているかということです。
下記の決済手段の比較表を参考にして、ご自身のネットショップでどの決済手段を提供すべきか考えてみてください。
STORES | BASE | Shopify | |
---|---|---|---|
クレジットカード | ◯ | ◯ | ◯ |
コンビニ決済 | ◯ | ◯ | ◯ |
代金引換 | ◯ | – | ◯ |
銀行振込 | ◯ | ◯ | ◯ |
キャリア決済 | ◯ | ◯ | ◯ |
PayPal | ◯ | ◯ | ◯ |
Apple Pay | – | – | ◯ |
Google Pay | – | – | ◯ |
Amazon Pay | ◯ | – | ◯ |
楽天ペイ | ◯ | – | – |
全体的な決済手段の種類で見るとShopifyがもっとも豊富な決済手段が提供されています。STORESも決済手段は十分豊富で、日本国内の販売であればほとんど困ることはないでしょう。
BASEは代金引換が提供されておらずそこが懸念ポイントですが、キャリア決済や銀行振込などにはしっかりと対応しています。
月額費用の比較
月額費用は、ネットショップを運営するために固定費として発生する費用です。月額費用が高すぎると、売上が0でも高額な費用が発生してしまうので、ネットショップを継続して運営していくことが難しくなってしまいます。
小さくネットショップを開きたい場合は、特に月額費用を意識してネットショップを比較するのがおすすめです。
それぞれの月額費用は、下記のとおりです。
サービス | 月額費用 |
---|---|
STORES | 0円〜 |
BASE | 0円〜 |
Shopify | 29ドル〜 |
STOREsとBASEは無料プランが提供されていて、月額費用0円でネットショップを運営することが可能です。
ただし、無料プランの場合登録商品数に制限があったり、STORESやBASEのロゴがショップページに表示されてしまうなど、いくつか制限があります。
本格的にネットショップを開く場合は、有料プランに登録した方がメリットが多いので、下記のページを参考にプランを選んでみてください。







それぞれのサービスのメリットやデメリットを知りたい!
STORESやShopify、BASEなど色々なサービスがありますが、それぞれのサービスの特徴やメリット・デメリットがよく分からないという声をいただいたので、下記のページでそれぞれ分かりやすくまとめてみました。
また、上記で紹介したサービス以外にも人気のネットショップ作成サービスをご紹介しているので、まだまだどのサービスにしようか悩んでいるという方はこちらを参考にしてみてください。



まとめ
ネットショップ選びはチェックすべきポイントがとても多く、初めてネットショップを開く場合には悩むことが多いと思います。
STORESとBASEは無料で登録することができるので、まずは登録してみて管理画面の使いやすさやデザインのカスタマイズ性を確認してみるのがおすすめです。