STORESやBASEなどよく耳にするサービスもありますが、いずれもまだまだ新しいサービスということもあり、Shopifyには敵わない部分が多くあります。
この記事では、ShopifyとSTORESやBASEとの比較を元に、Shopifyがおすすめの理由をご紹介しています。
Shopifyとは
Shopifyは、世界最大級のネットショップ開業サービスです。全世界で100万ショップ以上がShopifyを使って作られており、販売金額は1,550億ドル以上と、圧倒的な規模で展開されています。
利用者数が多いため、その分提供されている機能が豊富だったり、様々なカスタマイズが可能だったりと、Shopifyを使ってネットショップを開業することのメリットは非常に大きいです。
近年、日本向けのサービスも強化されていて、初心者の方でもShopifyで簡単にネットショップが作れるようになりました。これからネットショップを開業する方に一番おすすめのサービスです。
ShopifyがSTORESやBASEよりもおすすめの理由
1. 決済手数料が圧倒的に安い
注文ごとの利益は下記の計算式のとおり、決済手数料を安く抑えれば抑えるほど受け取ることができる利益の金額も大きくなります。
決済手数料はたった数%のように感じるかもしれませんが、売上金額が大きくなればなるほど、支払う決済手数料の金額も増えていくため、現状の売上金額があまり多くなくても、売上が伸びていくことを見据えてサービスを選ばなければなりません。
Shopify | 3.25% 〜 3.4% |
---|---|
STORES | 3.6% 〜 5% |
BASE | 6.6%+40円 |
STORESとBASEの方は無料プランが提供されているので一見費用を抑えられそうな気がしますが、ショップの売上金額が増えてくると決済手数料が安いShopifyの方が多くの利益を受け取ることができるということは覚えておきましょう。
ちなみに、Shopifyは料金プランに応じて下記のように決済手数料が変化します。
プラン | 月額料金 | 決済手数料 |
---|---|---|
ベーシック | 29ドル | 3.4% |
スタンダード | 79ドル | 3.3% |
プレミアム | 299ドル | 3.25% |
最初は一番お手頃価格なベーシックプランから始めて、売上が増えてきたらスタンダードプランやプレミアムプランへの乗り換えを検討するような形がおすすめです。
2. デザインテンプレートが豊富
Shopifyは他のサービスと比べてデザインテンプレートの種類が非常に多いです。
公式テーマとして提供されているものだけで72種類ありますが、さらに非公式のテーマは1,000種類以上提供されています。
ネットショップを運営する上で、デザインは売上を大きく左右するとても重要な要素なので、デザインテンプレートの種類が豊富であることは大きなメリットです。
STORESやBASEもある程度デザインテンプレートの種類は提供されていますが、比較すると下記のようになります。
Shopify | 公式:72種類 非公式:1,000種類以上 |
---|---|
STORES | 48種類 |
BASE | 38種類 |
上記のように、Shopifyは他のサービスと比べると圧倒的に豊富なデザインテンプレートが用意されていることが分かります。
また、ShopifyはHTMLやCSSを編集して完全オリジナルデザインのネットショップを作ることも可能なので、ある程度売上規模が大きくなった場合に、オリジナルデザインのネットショップにデザインを変更してさらなる売上アップを目指すこともできます。
3. アプリ(拡張機能)の数が豊富
Shopifyは「アプリ」と呼ばれるものを追加することによって、ネットショップを様々な形にカスタマイズしたり、マーケティングを強化したりすることができます。
2020年4月時点で、下記のようにShopifyは他のサービスと比べると桁違いの数のアプリが提供されていることが分かります。
Shopify | 3,700種類以上 |
---|---|
STORES | 33種類 |
BASE | 65種類 |
※当サイト調べ
ショップのデザインをカスタマイズしたり、集客を強化したり、配送オプションをカスタマイズしたりなど、思い通りのネットショップが作れるというのがShopifyの魅力です。
多数のアプリが提供されているShopifyでは、ショップの成長や扱う商品の変化に応じて柔軟にショップをカスタマイズすることができるので、変化に強いネットショップを作ることができると言えるでしょう。
4. 海外への販売にも強い
海外のお客様に対して商品を販売する場合、言語や通貨、配送など様々なハードルがあります。
しかし、Shopifyなら下記のようにそれらをすべて解決してくれます。
- 多言語対応のショップが作れる
- 通貨のも自動で計算して適切な金額を表示してくれる
- 海外への配送もシステムで手間なく行える
特に多言語対応はSTORESやBASEでは対応しておらず、この3つの中から1つ選ぶのであればShopify以外では難しいでしょう。
Shopifyの料金プラン
Shopfifyでは、主に下記の3つのプランが提供されています。
- ベーシックプラン
- スタンダードプラン
- プレミアムプラン
これからネットショップを作る方はベーシックプランで十分でしょう。ただし、規模が大きめのネットショップを作る場合は、スタンダードプランやプレミアムプランの検討をしてみてください。
それぞれのプランの比較は下記の通りです。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
月額費用 | 29ドル | 79ドル | 299ドル |
ネットショップ | ◯ | ◯ | ◯ |
無制限の商品 | ◯ | ◯ | ◯ |
スタッフアカウント数 | 2 | 5 | 15 |
24時間体制のサポート | ◯ | ◯ | ◯ |
販売チャネル追加機能 | ◯ | ◯ | ◯ |
手動で注文作成 | ◯ | ◯ | ◯ |
ディスカウントコード | ◯ | ◯ | ◯ |
無料SSL証明書 | ◯ | ◯ | ◯ |
カゴ落ち対策 | ◯ | ◯ | ◯ |
ギフトカード | – | ◯ | ◯ |
プロフェッショナルレポート | – | ◯ | ◯ |
高度なレポートビルダー | – | – | ◯ |
外部サービスの自動計算送料 | – | – | ◯ |
日本のクレジットカード決済手数料 | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外/AMEXのクレジットカード決済手数料 | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
機能自体は大きく変わりませんが、決済手数料がプランによって異なるほか、一部機能がスタンダードプラン、プレミアムプランのみに限られています。
料金プランについての詳細は、公式サイト上でチェックしてみてください。
STORESやBASEとの比較
STORESやBASEでは、無料プランが提供されていて月額費用自体は抑えることができますが、その反面下記のようなデメリットもあります。
- STORESやBASEのロゴを非表示にできない
- 決済手数料が高め
- 無料プランだとできることに制限がある
本格的にネットショップを運営したい場合、結局無料プランでは運営することができず、有料プランに乗り換えるという場合が多いです。
【2024年】STORESとShopifyを徹底比較!月額費用や決済手数料、機能の違いまとめ 【2024年】ShopifyとBASEを徹底比較!料金や決済手数料、機能の違いは?
まずは90日間の無料トライアルで試してみよう!
Shopifyでは無料プランが提供されていませんが、90日間の無料トライアルが提供されています。まずは実際にShopifyでネットショップを作ってみて、合わないようであれば他のサービスを選ぶという形が一番良さそうですね。
上記にご紹介した通り、世界最大のネットショップ開業サービスというだけあって提供されている機能の豊富さや、カスタマイズ性に関しては他のサービスと比べるとレベルが違うというのがShopifyの特徴です。