初心者でも簡単にネットショップが作れるサービスSTORESのフリープランとベーシックプランの違いについてまとめました。
STORESでは、月額料金無料の「フリープラン」と、月額3,480円(年払いなら2,980円)の「ベーシックプラン」の2種類のプランが提供されていますが、月額料金や決済手数料以外にもいくつかの違いがあります。
これからSTORESを始めようとしていて、どちらのプランにするか悩んでいる方は、ぜひプラン選びの参考にしてみてください。
STORESとは
STORESは、初心者でも簡単にネットショップを作ることができるサービスです。ネットショップと言われると難しそうなイメージがありますが、STORESは管理画面なども使いやすく、初心者の方でも簡単にネットショップを始めることができます。
また、無料プランも用意されていて、初期費用・月額料金0円でネットショップをオープンすることができ、若い世代を中心に利用者数を大きく伸ばしています。
アカウント作成は無料で簡単にできるので、まずは登録してどのようなサービスなのかチェックしてみるのがおすすめです。
【2024年】STORESネットショップの評判やメリット・デメリットを徹底解説!STORESの料金プラン
STORESには、月額料金無料の「フリープラン」と月額料金3,480円(年払いなら2,980円)の「ベーシックプラン」の2つのプランが提供されています。
フリープラン | ベーシックプラン | |
---|---|---|
月額料金 | 0円 | 3,480円 (年払いなら2,980円) |
決済手数料 | 5.5% | 3.6% (Amazon Payは3.9%) |
フリープランは月額料金無料ですが、その分決済手数料は5.5%と少し高めに設定されています。
ベーシックプランは、月額料金が3,480円(年払いなら2,980円)かかりますが、決済手数料は3.6%と低めに抑えることができます。
基本的には、気軽に始めたければフリープランがおすすめで、初めは1ヶ月の売上の見通しも立てづらいと思うので、月額料金無料のフリープランなら固定費を抑えてネットショップを運営することができます。
一方、本格的にネットショップを運営したければベーシックプランがおすすめで、月額料金は発生しますが他のサービスと比べるとかなりお手頃価格となっていて、決済手数料以外にもベーシックプランのみ利用可能な機能もあるため、ベーシックプランがおすすめです。
STORESの料金プランを選ぶポイント
売上規模
月額料金と決済手数料を比べると、ベーシックプランの損益分岐点は15万円〜20万円程度となります。
売上が10万円以下の場合はフリープランの方が料金を抑えることができるので、損益分岐点以上の売上規模になるまではフリープランで大丈夫でしょう。
ブランディング
ベーシックプランは、独自ドメインが利用できるという大きなメリットがあります。
フリープランだと「https://{好きな文字列}.stores.jp」のようなサブドメインを使ったURLとなりますが、ベーシックプランであれば「.com」「.net」「.jp」の3つから好きなドメインを取得して利用することが可能です。
さらに、STORESの場合はドメイン取得費用が無料となっていて、追加料金が発生しません。
ただし、外部で取得したドメインを使ったり、STORES解約時にドメインを引き継ぐことはできないので注意が必要です。
配送日指定
ネットショップの種類によっては、配送日指定での注文が必須となる業態もありますが、フリープランだと配送日指定での注文を受け付けることができません。
配送日指定を利用したい場合は、ベーシックプランを登録するようにしましょう。
動画埋め込み
商品ページやニュースページでの「動画埋め込み」はベーシックプランのみ利用可能です。
動画を活用して販売促進を行いたい場合は、ベーシックプランがおすすめです。
シーン別のおすすめプラン
フリープランはこんな人におすすめ
- 気軽にネットショップを始めたい
- 固定費をなるべくかけたくない
フリープランの魅力はなんといっても月額料金が無料という点で、気軽にネットショップを作りたい方にはフリープランがおすすめです。
一部機能はベーシックプランしか利用することができませんが、必要な機能はほとんど揃っているのであまり困ることも無いでしょう。
ベーシックプランはこんな人におすすめ
- 本格的にネットショップを運営したい
- 1ヶ月の売上が20万円以上
- 独自ドメインを利用したい
- STORESロゴを非表示にしたい
- 代引きとAmazon Payを利用したい
フリープランはあくまでお試しプランのような形なので、本格的にネットショップを運営したいならベーシックプランがおすすめです。
月額料金も3,480円(年払いなら2,980円)とかなりお手頃価格なので、他のネットショップ作成サービスと比べてもかなりおすすめです。
【2024年】STORESネットショップの評判やメリット・デメリットを徹底解説!フリープランとベーシックプランの違い
ショップデザインの違い
ショップデザインの違いは下記の通り、フリープランもベーシックプランもデザイン面での違いはありません。
フリープラン | ベーシックプラン | |
---|---|---|
デザインテンプレート | 48 | 48 |
デザインエディタ | ◯ | ◯ |
シール | ◯ | ◯ |
販売方法の違い
販売方法の違いは、アイテム画像数に違いがあります。
フリープランは1アイテムの画像が15枚までですが、ベーシックプランだと30枚まで登録できるようになります。
フリープラン | ベーシックプラン | |
---|---|---|
アイテム登録数 | 無制限 | 無制限 |
アイテム画像数 | 1アイテム15件 | 1アイテム30件 |
物販 | 無制限 | 無制限 |
電子チケット | ◯ | ◯ |
定期販売 | ◯ | ◯ |
ダウンロード販売 | ◯ | ◯ |
予約販売 | ◯ | ◯ |
まとめ割引 | ◯ | ◯ |
販売期間設定 | ◯ | ◯ |
購入個数制限 | ◯ | ◯ |
バリエーション価格 | ◯ | ◯ |
決済手段の違い
決済手段については、「代引き」と「Amazon Pay」がベーシックプランのみ利用可能です。
その他、特定の決済手段のオンオフを切り替える「決済手段カスタマイズ」もベーシックプランしか利用することができません。
フリープラン | ベーシックプラン | |
---|---|---|
クレジットカード | ◯ | ◯ |
コンビニ決済 | ◯ | ◯ |
キャリア決済 | ◯ | ◯ |
銀行振込 | ◯ | ◯ |
PayPal | ◯ | ◯ |
あと払い(ペイディ) | ◯ | ◯ |
楽天ペイ | ◯ | ◯ |
PayPay残高 | ◯ | ◯ |
代引き | ✕ | ◯ |
Amazon Pay | ✕ | ◯ |
決済手段カスタマイズ | ✕ | ◯ |
集客、販売促進の違い
集客、販売促進については、「アイテム動画埋め込み」と「ニュース動画埋め込み」がベーシックプランのみ利用可能です。
動画で商品の魅力を訴求したい場合は、ベーシックプランへの登録がおすすめです。
フリープラン | ベーシックプラン | |
---|---|---|
アイテム動画埋め込み | ✕ | ◯ |
MG | ◯ | ◯ |
メールマガジン | ◯ | ◯ |
ニュース作成 | ◯ | ◯ |
ニュース動画埋め込み | ✕ | ◯ |
クーポン | ◯ | ◯ |
再入荷リクエスト | ◯ | ◯ |
Instagram販売連携 | ◯ | ◯ |
note for shopp | ◯ | ◯ |
Googleで集客 | ◯ | ◯ |
おみせコネクト連携 | ◯ | ◯ |
運用効率UPの違い
運用効率UPは、
- 品番管理
- 在庫数CSV一括更新
- 送り状CSV出力
- アイテム一括削除
の4つの機能がフリープランでは利用することができません。
とはいえ、売上規模が小さい間はあまり利用しない機能なので気にしなくても大丈夫でしょう。
フリープラン | ベーシックプラン | |
---|---|---|
品番管理 | ✕ | ◯ |
在庫数CSV一括更新 | ✕ | ◯ |
送り状CSV出力 | ✕ | ◯ |
倉庫サービス | ◯ | ◯ |
アイテム一括登録 | ◯ | ◯ |
アイテム一括削除 | ✕ | ◯ |
配送情報一括登録 | ◯ | ◯ |
オーダーCSV出力 | ◯ | ◯ |
納品書PDF出力 | ◯ | ◯ |
Instagram画像連携 | ◯ | ◯ |
ネクストエンジン連携 | ◯ | ◯ |
freee会計連携 | ◯ | ◯ |
GoQSystem連携 | ◯ | ◯ |
弥生会計連携 | ◯ | ◯ |
ラクダス連携 | ◯ | ◯ |
LOGILESS連携 | ◯ | ◯ |
マネーフォワード連携 | ◯ | ◯ |
顧客対応の違い
顧客対応の違いは、「配送日指定」と「非公開文言カスタマイズ」、「アイテム限定公開」の3つがベーシックプランのみ利用可能です。
配送日指定はネットショップによっては必須の機能となるため、利用したい場合はベーシックプランに登録するようにしましょう。
フリープラン | ベーシックプラン | |
---|---|---|
配送日指定 | ✕ | ◯ |
顧客管理 | ◯ | ◯ |
お問い合わせ | ◯ | ◯ |
FAQ | ◯ | ◯ |
レビュー | ◯ | ◯ |
告知ボード | ◯ | ◯ |
送料詳細設定 | ◯ | ◯ |
配送先別指定 | ◯ | ◯ |
英語対応 | ◯ | ◯ |
年齢制限 | ◯ | ◯ |
シークレット販売 | ◯ | ◯ |
非公開文言カスタマイズ | ✕ | ◯ |
アイテム限定公開 | ✕ | ◯ |
分析の違い
分析は、「アクセス解析」がベーシックプランでは利用することができません。
ただし、Google Analyticsを設定することは可能なので、そちらで代替することが可能です。
フリープラン | ベーシックプラン | |
---|---|---|
アクセス解析 | ✕ | ◯ |
Google Analytics | ◯ | ◯ |
広告タグ | ◯ | ◯ |
システムの違い
システムの違いは、「独自ドメイン」と「サービスロゴ非表示」がベーシックプランのみ利用可能です。
いずれもブランディングに大きく影響する部分なので、ブランディングにこだわりたい方はベーシックプランの登録がおすすめです。
フリープラン | ベーシックプラン | |
---|---|---|
独自ドメイン | ✕ | ◯ |
SSL対応 | ◯ | ◯ |
サービスロゴ非表示 | ✕ | ◯ |
PC/SP対応 | ◯ | ◯ |
また、STORESで独自ドメインを利用する際にはいくつかの注意点があります。
気をつけて!STORESで独自ドメインを使う場合の注意点まとめ。引っ越しができない?まとめ
STORESはフリープランなら無料でネットショップを作ることができ、フリープランでも他のネットショップ作成サービスと比べるとかなりお手頃価格でネットショップを公開することができます。
初心者でも簡単にネットショップを作ることができるので、これからネットショップを始めたい方や、手間をかけずにネットショップを作りたいという方にもおすすめ。
フリープランなら無料でアカウントを作成することができるので、自分だけのネットショップを作ってみてください。
【2024年】STORESネットショップの評判やメリット・デメリットを徹底解説!BASEも人気のサービス
STORESと比較されることの多いサービスが「BASE」です。利用者数だけで比べるとBASEの方が多く、管理画面の使いやすさや手軽さでもSTORESとライバル的な存在です。
BASEとSTORESの比較については下記のページでまとめてあります。ぜひ参考にしてみてください。
【2024年最新】BASEの評判やメリット・デメリットを徹底解説! 【2024年版】BASEとSTORESを徹底比較!どっちが売れる?